将来の人生設計~老後のお金~

将来について真剣に考えると、老後2000万問題がニュースになりました。
偏った報道ではありましたが、老後にどれくらいのお金が必要かを考える機会だったと思います。
なぜ、政府は、『貯蓄から投資』を国民へ訴えかけるようになったのでしょうか?なぜ、2022年度から高校生に投資の授業が始まったのでしょうか?

結論から言います。国民の老後のお金を政府は持っていないからです。
要するに、自分のお金は自分で増やすしか方法はないからです。
お金を増やす方法として、出世や副業など方法がたくさんあります。

増やしたお金を銀行貯蓄をする方がよいのか、または、投資をした方がよいのか?その答えとして、政府は、投資をしなさいというメッセージを国民に投げかけています。
銀行貯蓄よりも投資の方がメリットが大きい理由の一つとして、銀行貯蓄は、元本割れがない一方で、金利が少なすぎてほとんどお金が増えません。
むしろ、物価上昇に伴い、お金の価値は相対的に下がってしまうからです。
既にお金をたくさん持っている方には、無関係な話ですが、増やす方法を知っていても損はありません。

つまり、総合的に考えると銀行貯蓄よりも投資のメリットの方が大きいからです。
投資は、20年周期で振り返ってみると、過去に一度も損をしていない計算になるそうです。あのリーマンショックの時ですら、20年前と比べると株価が上昇していました。
このことからも、投資にはリスクを上回るメリットがあると、政府から国民へのメッセージだからです。

しかし、何となく投資は怖いと思っていませんか?
その理由に、投資には、元本保証がありません。また、元本割れや様々な投資詐欺があるのも事実です。

証券会社を選ぶにも、詐欺の会社があるかもしれません。
ネット社会では、口コミや評判を調べるとある程度は、信頼できる会社かどうかが分かると思います。騙されないためにも、サイトの口コミや評判を調べることをお勧めします。
その理由は、色々な人が、SNS等で情報を発信をしています。誤った情報かどうかを正しく判断するのはとても難しいことですが、口コミや評判は目安にはなります。
SNSでは、情報が間違っていても多くの人は責任をとっていません。
そのため、SNS等の情報発信者の名前や所在や組織や社員の数など、しっかりしているかを確かめると、詐欺の可能性を減らせると思います。
逆に、その情報が隠されている場合は詐欺かもしれないと疑ってもいいかもしれません。

最後に、正しい投資のリスクを知った上で、初期費用が少なくても始めることが出来る投資を考えてみてはいかがでしょうか?
長い年月をかければかけるほど、投資による資産は増えていくはずです。何もしない事もリスクがあることを理解してましょう。