日本の企業は伝統的に副業を社員に対して許していないというのが実態です。最近は少しずつ副業に対しても考え方が寛容になり、企業含む規定の中でも副業について定められることがあり、社員も実践しやすい環境になりつつあります。
では、企業の人事部ん子にとって社員が副業を率先して行うことによるメリットはどんなところがあるのでしょうか。具体的に見ていきたいと思います。
まず最初にあげたいのが従業員のスキルアップです。どうしても目の前の業務だけを実践していると仕事に幅が広がらず、ひいては自分自身のスキルがアップしないと言う弊害があります。
そんな中、ネット副業を行うことによって、自分の業務の幅を広げ、新しい知識やスキルを身に付けることができるメリットが出てきます。もちろん、自社の競合するような事業ではなく、利害関係がないことが大前提なのでスキルが伸びることに関してはまずウェルカムでしょう。
次に従業員のモチベーションです。現在の企業の給与体系から行くと急激に給料を増やす事は難しい時代になっています。
もちろん極端な成果報酬で外資系であれば別ですがほとんどそんな企業はない前提で考えた場合にどのように収入を増やすことができるか、そこは副業しか補えるものがありません。
だからこそ、副業を一定の範囲の中で1携わるすることを許し、モチベーションを保つことができるのであれば逆にメリットの方が大きいと思います。
次に従業員のマネジメント能力を上げることです。副業を許すにあたってはセルフマネジメントが非常に重要になってきます。
企業の人事部門としてはライフ&ワークバランスをいかに保つかがミッションになっていますが、ここに副業を入れることによってさらに自覚を持たせることができるのです。
時間の使い方、自分自身のスキルの使い方などを従業員自身が副業を行うことによってスキルアップを果たすことができれば、人事部門にとってトータルではプラスに働くことになります。
以上のように従業員のスキルアップ、モチベーションアップ、マネジメント能力アップといったメリットがある以上企業の人事部門としては副業をどのような形で認めていくか、どのような就業規定を設けるべきかは非常に大きな命題だと子供は言えるのではないでしょうか。
以上のようなことを踏まえて新たな働き方を従業員に自ら気づいてもらうことこそ、長い視野で考えた際、企業の発展につながると考えられます。